夫の浮気相手はブロンドの美人秘書。ショックで愛情は消え、ただの同居者に

国際結婚して、主人の国である欧州在住の35歳女性です。主婦業をこなしつつ、日本の業者を相手に在宅の仕事をしています。

まじめで誠実な夫。結婚してから一度も、浮気を疑うことは無かったんです

主人とは結婚して10年になり、幼稚園児(5歳)の子どもが一人います。その子どもを妊娠していた6年前になりますが、主人は私に隠れて会社同僚の女性と交際、浮気をしていました。

私の主人は専門的な設計事務所で技術職をしています。日本で言う所の課長クラスなのですが、そこそこ見栄えはいいし、人当たりもいい。さらに前途有望な33歳(当時)管理職として、周囲の女性陣から見たらけっこう魅力的な存在だったのだと思います。

家庭、そして私との結婚生活においてもまじめで誠実、何ら疑いを持つような行動など、におわせたことはなかったのです。なので、私としてはこの浮気が発覚した際には正直、信じるまでにかなりの時間がかかってしまいました。

偶然見た、夫のスマホに凍り付く。女性と親密なメーセージのやりとりが

浮気のきっかけは、本当に偶然のしわざでした。私たちは、お年寄りが多い集合住宅に住んでいたのです。ある時、階上に住むお婆さんが何か叫んでいる声がして、仕事用のスマホを見ていた夫が、さっと見に行ったのです。

何気なく電源を切ってあげようと手を伸ばした私は、その画面を見て凍り付きました。意味の分からない、けれどそこに詰まった、親密さだけはよくわかる短いメッセージが、女性名とともに画面に浮かんでいました。

お婆さんには何事もなかったようだと、すぐに帰ってきた夫が気づく前に、私はそれをそっと戻しました。妊娠8か月だった私は、その件を心から締め出そうとしました。やがて少し早めに子どもが生まれ、新生児の世話に明け暮れる生活になりました。

夫はずっと、全く妙なそぶりは見せません。私も、あのメッセージは何かの見間違いだったのだろうと思い込もうとしました。子どものためにあえて、悩みの種から目を逸らし続けようと思ったのです。

夫のスマホから見つけた、浮気相手の電話番号で連絡を取ってみる

ですが時折、夫の体から妙な香水の匂いが漂っていることを無視できなくなりました。2年ほど経ったころでしょうか。散々躊躇した後、またしても夫が偶然置き忘れたスマホを今度は意識的に調べました。

案の定、同じ名の女性からのメッセージがぽつぽつ見て取れたので、彼女の電話番号を素早く書き留めたのです。そうして、そのJさんに私はメッセージを送りました。「夫との関係はわかっているから、話をしたい」と。

子どもを託児所に預け、都市部のカフェに彼女を呼び出しました。少し離れた所に、事情を話した私の友人にさりげなく座ってもらいました。そうして待った彼女に会った時、私は言葉を失いました。

専門職の秘書らしく、ばっちりと決めたコーディネートに柔らかい知的な態度、そして輝くばかりの美貌のブロンド…。もちろん現地人です。彼女は私が話し出すのを待っていたのですが、私自身はもう何も言葉が出て来ませんでした。

浮気するのも無理はない…だってこんなに洗練された美しい女性だもの

怒りも何も、夫がこの美しい女性に惹かれてなびくのもごく自然だ、そんな風にしか思えず、ちょうど育児疲れも真骨頂であった私は、文字通り打ちのめされてしまったのです。そして何も具体的な話をしないまま終わり、友人に支えられるようにして帰宅しました。

子どもの世話も家事も何も手につかなくなり、食欲すらも完全に失せ、そうして数日後にとうとう倒れて病院に運び込まれたのです。意識が戻った時、心配そうにのぞき込んでいた夫に向かって言いました。

「秘書Jさんのこと、知っているの…実際に会った」と。それですべてを察したのでしょう。夫は蒼白になりました。ただの疲労と診断されて3日後に帰宅した際、夫は私の前にひれ伏して許しを請いました。

「離婚しないで」と頼む夫のためじゃなく、子どものために暮らしていこう

「彼女とはもうさっぱりと関係を切るから、頼むから離婚をしたり日本に帰るのは思いとどまってくれ」と泣きつかれたのです。実際には私の世界はすでに崩壊しており、何も考えてはいなかったのです。しかし、とりあえず私はこの謝罪を受け入れることにしました。

病みがちな数年が続き、夫はその後転職をして別の企業へと移りました。主人はあれから私に対してやたら優しい態度を取り続けています。

しかし私自身はすでにあまり愛情を感じません。ただ、子どもと一緒にいるこの家庭には、私と言う母と、彼と言う父がいることが自然に思えるのです。ただそれだけで、静かに共同生活を続けて今に至ります。